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ダボを使った木材の接合方法

ネジ、釘を見せないスマートな接合方法

ネジ、釘を見せないスマートな接合方法

ダボとは、木材を接合する時に使用する木製の棒のこと。木材に穴を開け、ボンドとダボを差し込んで接合するため、表にネジや釘を見せたくない場所に最適です。
単にダボと言ったり、木ダボと言ったりします。接合する木材と同じ木を円筒形に切り出してダボを作ると、一体感が出ます。しかし、それには専用の道具と余分な木材が必要になってきます。画像は市販のダボ。価格は、30~40本入りで400円程度です。スパイラル状に溝が掘ってあるのは、木材に入れやすくするためと、ボンドの吸い込みを良くするため。
色々な太さがありますが、家具を作る場合は6φ~8φで十分です。

ダボ継ぎするなら二つの専用道具を揃えよう!

ダボ継ぎがうまくいくかいかないかは、穴を垂直に開けられるか、正しい位置に開けられるかどうかにかかっています。手でドリルを持って目測で垂直に開けようと思っても、絶対にうまくいきません。どんなに定規で正確に測っても、穴の位置は合いません。100%失敗します。そこでこれ。この二つの道具さえあれば、ダボ継ぎが簡単にできるのです。

道具1 マーキングポンチ

スチールでできた、画像のようなポンチです。接合する木材の片方だけにドリルで穴を開け、そこにポンチを入れて反対側の木材に目印をつけます。ダボ継ぎをするなら必須アイテムです。ダボの太さと同じ径のポンチを用意しましょう。価格は、5個入り450円程度。

道具1 マーキングポンチ

道具2 ドリルガイド

ドリルの穴を垂直に開けるためのガイドです。透明のガイドベース、ドリルの刃のサイズに合わせたガイドリング、ポンチがセットになっています。ボール盤を持っている方は、垂直に穴が開けられますので、これは必要ありません。ドリルガイドは、ボール盤ほどの精度はありませんが、DIYならこれで十分。ボール盤は高価ですし大きくて邪魔になります。これなら価格は1,500円程度。

道具2 ドリルガイド

STEP1 ポンチで印を付ける

穴の位置に鉛筆などで印を付けたら、ドリルガイド付属のポンチを軽く叩いて印を付けます。

STEP1 ポンチで印を付ける

STEP2ドリルガイドをセットする

ポンチ用の細いガイドリングを付け、ドリルガイドに入れます。先ほどへこませた穴にポンチを当てます。

STEP2ドリルガイドをセットする

STEP3 ドリルガイドを固定する

クランプでドリルガイドを固定します。ポンチを垂直に抜くとガイドリングも一緒に抜くことができます。

STEP3 ドリルガイドを固定する

STEP4 ドリル刃にガイドリングをセット

ダボと同じ径のドリル刃をドリルドライバーにセットしたら、ガイドリングを先端に被せます。

STEP4 ドリル刃にガイドリングをセット

STEP5 ドリルガイドに刃を入れて穴を開ける

ポンチ用のガイドリングと違い、ドリル刃用のリングは下に向けると落ちてしまいます。そっとリングを押さえながら、ドリルガイドに差し込みます。穴を開けます。

STEP5 ドリルガイドに刃を入れて穴を開ける

STEP6 穴にマーキングポンチを入れる

開けた穴にマーキングポンチを入れます。

STEP6 穴にマーキングポンチを入れる

STEP7 接合する木材を合わせて叩く

接合する側の木材の位置を合わせて、叩きます。木に傷を付けないよう、ゴム槌を使います。ゴム鎚がなく金づちしかない場合は、当て木をして叩きましょう。

STEP7 接合する木材を合わせて叩く

STEP8 マーキングポンチの穴を確認

反対側の木に印がつきました。ここに、先ほどと同じ要領でドリルガイドを使って垂直に穴を開けます。

STEP8 マーキングポンチの穴を確認

STEP9 ボンドを付けて穴にダボを差し込みます

木工用ボンドを穴に少量流し入れ、ダボを差し込みます。念のため、ボンドを入れる前に穴位置が合っているかダボを入れて確認しましょう。この時点でダボが緩く感じるかもしれませんが、それでOK。ダボは木工用ボンドを吸って膨張します。それによってしっかり固定されるのです。

STEP9 ボンドを付けて穴にダボを差し込みます

STEP10 完成

ネジや釘の頭が出ていないので、スッキリしていてワンランク上の仕上がりに。ペンキで塗りつぶす塗装でなく、木肌を生かしたステイン仕上げ、オイル仕上げなどで家具を作る時におすすめです。

STEP10 完成

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