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【DIYに使いやすい木〜その5】ファルカタについて

「ファルカタ」は軽くて柔らかい。引き出しやクラフト小物に!

「ファルカタ」は軽くて柔らかい。引き出しやクラフト小物に!

一般的によく聞く杉やヒノキ、マツ(パイン)などと違い、ファルカタはDIY初心者にとってあまり馴染みがないかもしれません。ファルカタは、マメ科の広葉樹で、生育が早く、軽い木材です。
性質は桐に似ていて(日本では南洋桐と呼ばれる)、タンスの引き出しなど桐の代用材としても使われています。カッターナイフで切れるくらい柔らかく、しかも木工用ボンドとも相性が良いなど、とにかく加工が容易なので初心者におすすめ。簡単な木工細工や小物作りに向いています。

木目、色について

綺麗な白色で、木目は目立ちません。通常、木材は芯材と辺材で色や性質が異なりますが、ファルカタは境目が明らかでなく、全体的に均一な性質をしているのが特徴です。
ホームセンターでは無垢のファルカタではなく、主にファルカタ集成材が販売されています。ファルカタ集成材とは、ファルカタ材を繊維方向に互いに重ね合成樹脂で接着したものです。よく見ると継ぎ目があるのがわかります。肌目はやや粗いですが、仕上げに紙やすりをかけると美しい仕上がりになります。

特性と用途について

軽い特性を生かし、桐の代用品としてタンスの引き出しに用いられます。
加工が容易な反面、強度が低いのでぶつけるとへこみやすく、釘や木ネジの保持力が低いという欠点があります。そのため、テーブルや机の天板、大型家具には不向き。椅子など、移動させて使う家具にも向きません。簡単な工作、小物作りには最適でしょう。
抗菌作用があるので、果物を入れる木箱にも使われます。ファルカタで食品ストッカーを作ると、中身の鮮度を保つことができますよ。ただし、保管する場所に注意が必要です。全ての木材に言える事ですが、カビの原因にもなるので高温多湿は避けましょう。

ファルカタのいろいろ

ファルカタは、インドネシアなど東南アジアで生育しているマメ科の植物で、実は木ではなく草の仲間に入ります。成長がとても早く5~7年で伐採されます。成長サイクルが早いので、ホームセンターでも安価で購入できるというわけです。
自生もしていますが、流通しているのは、ほとんどが計画的に植林されたもの。環境維持を重視して管理されているので、自然や森林の環境破壊を起こすことがありません。
廃棄時は燃えるゴミとして処分してもOKですが、土に返りやすいので地面に埋めてしまうのも手。ゴミが減らせます。ファルカタはエコ対策に適応した素材としても注目されているのです。

まとめ

軽くて柔らかく扱いやすい、しかも安価でホームセンターでも手軽に手に入るので、まさにDIY入門に最適。例えば、削って動物などのかわいい置物や、調味料入れなど小物を入れる棚を作ってみるのも比較的に簡単にできて楽しそう。
おまけに自然環境を破壊しないエコ素材です。お子さんと一緒に工作しながら、エコや環境のことを伝えられたらいいですね。

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