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紙ヤスリの種類(番号)と使い方

木工なら♯80~400番の中で、最低三種類は用意しよう

サンドペーパーとも呼ばれる紙やすり。紙に研磨剤を接着したやすりで、木肌を整えたり塗装の足付にしたりと、木工には欠かせないもの。下地を研磨すると、手触りが良くなるだけでなく、塗料の吸い込みのムラも抑えることができます。
紙ヤスリの裏にある番号は、研磨剤の粗さを表したもので、番手と言います。数字が大きくなるほど研磨剤が細かく(=より滑らかに研磨することができる)なります。研磨剤の細かさはJIS規格で決められており、#30から#2000まであります。通常、木工で使用するなら、♯80~400番の間で3種類があればOKです。
消耗品なので、ある程度は使い捨てと考えるべき道具ですが、それなりの品質のものを使いましょう。100円ショップで売られている紙やすりなど、あまり安いものは研磨剤が剥がれやすく、かえってコストがかかります。(文:金曜大工 2015年8月11日更新)

紙ヤスリの番手の選び方

♯40~100番(荒目)

塗装を剥がしたり、大きなバリを落としたり、材料の形を変えるための粗い加工(角にアールをつけるなど)に使います。

#120~320番(中目)

凹凸をならし、塗装面の下地を作る際に使います。金属の錆落としにも中目が使われます。

#400~800(細目)

塗装する際、下地を滑らかに整えるために使います。また、塗装を二度塗りする際に、途中研磨で#400程度の細かいものを使います。通常、木工では、#400までの細かさでOKです。

#1000以上

木工ではほぼ使用しません。金属を磨いたり、大きな傷をつけたくない時に使います。

紙ヤスリの使い方

番手の大きいもの→細かいものと2~3段階にわけてかけます。
木肌の表面を整えるなら、通常は#180〜#400の範囲で二種類を使って研磨します。
ペンキやニスで仕上げる場合は表面にしっかりと塗膜を作るので#320程度で研磨を終えてもOK。
オイル仕上げの場合は木肌の手触りがそのまま残るので、やや細かめに#400まで研磨するのがおすすめ。こだわる方は、#500まで研磨する人もいます。ここまですると、スルッスルの手触りになりますよ!

手で破る

折り目を付けて手で破いたり、定規を当てて破くと、必要なぶんだけ綺麗に切り離すことができます。

手で破る

ハサミはNG。カッターならOK

ハサミで紙やすりを切ると刃をダメにしてしまいます。
カッターならOKです。裏側から定規を当てて切りましょう。

ハサミはNG。カッターならOK

基本は木目に沿って

基本的な使い方は、木目に沿って研磨する方法。余計な傷を付けないよう均一に力がかかるようにします。
荒目を直接触ると肌の弱い方は手荒れの原因となるので注意。

基本は木目に沿って

当て木をする

平面を整える時は、必ず当て木をして研磨します。
その都度、適当な端材を探すのでなく、手に合わせた「マイ当て木」を作っておくと便利。
道具としての愛着も湧いてきます。

当て木をする

細かい部分の研磨

細かい部分や内径は、筒状のものに巻き付けて研磨します。割り箸やボールペンなど、何でもOK。

細かい部分の研磨

サンダーなどに付ける場合

93×230mmにカットすれば、サンダーやポータブルサンダーに取り付けて使うことができます。メーカーによって紙やすりのサイズは異なりますが、大抵の場合、1枚の紙やすりから3枚ぶんとることができます。

サンダーなどに付ける場合

自分なりの組み合わせを編み出そう

どんな番手を使うかは、素材の状態と仕上がりによります。また、作業する人の好みによってかなりわかれるため、どれが正解とは一概に言えません。慣れてくると、ペンキ仕上げ、ニス仕上げ、ステイン仕上げ、オイル仕上げなど、最終的な仕上げ方によって自分なりの番手の組み合わせが見えてきたりしますよ!

自分なりの組み合わせを編み出そう

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