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【作り方】プラスチックスプーンのランプ

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プラスチックスプーンのランプの作り方の手順

STEP1 張り子でベースを作る

  • 1-1 STEP1-1

    まず、ランプシェードのベースを作ります。100円ショップのボウルやウォーターサーバーの水タンクなど、既製品の透明な素材を使えば楽なのですが、問題が一つ。プラスチックやPPは、電球の熱で溶けるんです。そこで、伝統的な照明器具にも使われている和紙でベースを作ることにしました。小さな和紙を張り重ねて形を作る「張り子」は、軽くて強度があり、光を透過するので照明器具にぴったりです。風船に和紙を貼付けて作ります。簡単ですよ!

  • 1-2 STEP1-2

    和紙は半紙以上の厚みのあるものを使いましょう。障子紙でOKです。ハサミで細かくカットします。

  • 1-3 STEP1-3

    木工用ボンドと水を、1対1の割合で混ぜ合わせます。かなり使うので大きいボンドを買いましょう。

  • 1-4 STEP1-4

    ボンド水に浸した和紙を、ぺたぺたと貼っていきます。シェードの下にくるラインが水平になるように。

  • 1-5 STEP1-5

    丸一日吊るして乾燥させます。ボンドがしたたる可能性があるので、下に何か敷いておきましょう。

  • 1-6 STEP1-6

    風船をバン!します。張り子部分はびくともしません!カップなどをガイドにして丸を書きます。

  • 1-7 STEP1-7

    カッターナイフとハサミで円に切り抜きます。ハサミは、最近買ったお気に入りのフィットカーブチタン!

STEP2 スプーンの下準備

  • 2-1 STEP2-1

    だいたいこの位置でスプーンをカットします。ハサミでチョキチョキ切ることができますよ。

  • 2-2 STEP2-2

    アクリルガッシュで色を塗るのがポイント。バラで必要な色だけ買えばOK。今回は3色を混ぜます。

  • 2-3 STEP2-3

    複数の黄色~オレンジを作って塗りました。ちょっと複雑な表情を出す作戦なのです。

  • 2-4 STEP2-4

    変わった模様も混ぜました。スタッフ内で賛否両論でした。もめましたが、これがいい味になりました。

  • 2-5 STEP2-5

    ガッシュは乾くとマットなので、消灯時も美しい仕上がりになります。安っぽさがなくなるのでおすすめ。

STEP3 ベースにスプーンを貼付ける

  • 3-1 STEP3-1

    グルーガンは、画材店で1,800円で買ったもの。グルースティックは100円ショップでも売っています。

  • 3-2 STEP3-2

    コードをつなぐと加熱が始まります。スイッチはないタイプです。後ろからグルースティックを入れます。

  • 3-3 STEP3-3

    グルーガンが暖まったら、トリガーをひいてグルーを出します。スプーンの裏側にぽてっと塗ります。

  • 3-4 STEP3-4

    和紙のベースに下から貼っていきます。溶けたグルースティックはかなり熱いので、やけどに要注意。

  • 3-5 STEP3-5

    どんどん貼りましょう。等分に計算したわけではないですが、適当やってもうまくいきました。偶然…?

  • 3-6 STEP3-6

    魚のウロコのように、上の段は、少しずらして貼付けていきます。色がまばらになるように置きます。

  • 3-7 STEP3-7

    上の部分は横に並べたスプーンをくっつけてみました。が、これは後で邪魔になったので取りました(笑

STEP4 照明器具を取り付ける

  • 4-1 STEP4-1

    こんなセットが1,000円以下で売っています。天井に付けられる引っ掛けシーリングタイプもありますよ。

  • 4-2 STEP4-2

    端材に円形の板があったのでこれを使いました。中心に穴を開けるために鉛筆でガイド線をひきました。

  • 4-3 STEP4-3

    電動ドリルで穴を開けます。コードが通るサイズの径になるよう、刃を替えて下さいね。

  • 4-4 STEP4-4

    この照明はバラさないと穴にコードが通りませんでした。ハンダ付けされていたので。だからこんな風に…

  • 4-5 STEP4-5

    ノコギリで切れ目を入れました。横からソケット部分を通して、ネジを締めて中心に固定します。

  • 4-6 STEP4-6

    シェードの下から照明を通したら完成。ぐらつく場合は、ここもグルーガンで接着してしまうと良いです。

完成です!

実はちょっと安っぽい物ができるんじゃないかと、半信半疑だったので、ここまで可愛いのができて感動しました!大型の観葉植物に吊るすと、不思議なフルーツのよう。
ポイントは、ガッシュで塗ってマットに仕上げたことです。そのままだと、プラスチックスプーンそのものの質感なので、消灯時に安っぽく見える恐れがあります。色を入れるだけで、スプーンっぽさは極限までなくすことができました。これなら、照明を点けても、消しても、ちゃんと絵になるクオリティに仕上がります。
注意するのは、ベースの素材。耐熱性でないプラスチックやペットボトルはおすすめできません。照明を作るときは、使用時の安全は自己責任ですので、十分気をつけて下さいね。

完成です!

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