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第6回 ダサイ日本の賃貸をかっこ良くするDIY

海外のお部屋って、ワンルームでも素敵ですよね。金髪美人が写っているわけでも、横文字が溢れてるわけでもないのに、日本の賃貸とは明らかに違う。なぜ海外インテリアはオシャレに見えるのでしょうか。そこで、海外の賃貸は何が違うのかを考えてみました。逆に言えば、「日本の賃貸がなぜダサいのか」をです。

ディテールの違いを克服すれば、近づけられるはず!

はっきり言ってしまいましたが、日本の賃貸住宅って本当にダサいと思うのです。昔、私はイスタンブールである女の子と仲良くなり、一人暮らしの彼女のアパートに招かれたことがあります。彼女は失業中で貧乏だと言っていました。
しかも、当時のトルコはハイパーインフレでお札が紙切れ状態。なのに!着いたその家が、もの凄くオシャレなんですよ。

まず、居間に暖炉があるのを見て絶句。マントルピースはエレガントに装飾されていて、廊下には実家から譲り受けたペルシャ絨毯。どの壁にも絵がかけられ、どこもかしこもシック。その後、飲んだ勢いで私は超ヘタクソな『上を向いて歩こう』を披露するという愚行を犯してしまうのですが…。それがきっかけとなり、彼女の友人とか、その彼氏とか、他のお宅にも伺うことになったのです。これが、もうカルチャーショックの連続でした。どの家もオシャレで。なぜこんなに日本と違うのか、疑問でした。


 まず、天井の高さと部屋自体の広さが違う。という点は多いにあるのですが、これはどうにもならぬことだし、そこで諦めるのは早いです。例えばニューヨークには、スタジオアパートメント(いわゆるワンルームで、ベッドを置く同室にキッチンがある)と呼ばれる狭小賃貸があります。東京並みに狭い物件も多々ありますが、それでもけっこうオシャレに住んでいる人が多いのです。


そこで、海外の賃貸インテリアをじっくり研究してみました。すると、ちょっとしたデザインの違いを解決していったら、意外と簡単に「海外っぽくてオシャレ」は実現できるんじゃないかと思えてきました。だいたいから「海外っぽくてオシャレ」って表現は、意味がわからないし、コンプレックス露呈してるみたいであまり好きじゃないんです。個人的に。逆説的ですが「海外っぽい」ポイントを突き詰めたら「純然たるオシャレ」に到達するんじゃないかと。今回はちょっと長いです。

建具にデザインが凝らされている

建具にデザインが凝らされている

海外っぽさって、ほぼこれで出せるんじゃないかと思うほど、装飾は大事。日本の和室だって、床の間に様々な様式が存在し、欄間、ふすま絵、長押(なげし)、違い棚、落とし掛け、畳縁、竿縁天井…など、実は装飾だらけなのです。

全体はディテールの集積なので、これらが相まって和室となっているんですよね。洋室に畳を敷いただけでは和室にならないのと同じで、洋室には洋室のデザインがあります。ドアや窓など開口部をぐるりと囲うケーシング、天井と壁の隙間や壁のモールディング、腰板、チェアレール(椅子の背が当たる高さの壁に付け、壁紙の損傷を防ぐ)など。
賃貸でも両面テープで設置可能です。

とにかく窓のデザインが違う

とにかく窓のデザインが違う

日本でよく見られる窓は、障子や襖のサイズを基本にした比率、サイズです。古い賃貸だと和室を洋室に改装しているので、窓はもちろん障子サイズ。これが洋室には決定的に合わない…。なんとなくやぼったく見えるのは、日本の洋室が、床をフローリングにしただけの「洋風」であって洋ではないという点なのです。窓の形は変えられないので、カーテンを窓より大きく好きなサイズにして覆うと、見違えます。海外だとカーテンレールを天井付けにしたりもよく見ますよね。また、窓枠を装飾することで洋室に近づいてきます。ケーシングを施すと、額縁効果で引き締まって見えます。ケーシングは軽い素材のものが売られているので、両面テープで取り付け可能。

アルミサッシが憎い…

また、日本の住宅はほぼ間違いなくアルミサッシが使われていますが、これが安っぽさの最大要因だと断言します!実はアルミサッシは日本特有の文化。国内のアルミサッシ普及率は9割と言われていますが、海外は木製が一般的です。

木なら部屋に合わせて塗り替えられるし、暖かみがあります。そもそもアルミは熱の伝導率が高すぎるので、窓には全然向かない素材でもあります。

外気温の影響を諸に受けるので、結露は起こるし空調効率も最悪です。安価で量産しやすい、痛みにくいというメリットのみで採用されてきた歴史を見直し、現在では国内でも木製サッシにしようという動きがあるようです。賃貸でサッシの交換は不可ですが、木製の内窓を付けてアルミサッシ自体を隠してしまうという手はあります(詳細はこちら)
これで随分変わるはず。

壁紙は真っ白とは限らない

前にも書いたけど、日本の賃貸はほとんど、凹凸のある白いビニールクロスで全面的に覆われています。

狭い部屋の圧迫感をなくすための白なのかもしれませんが、全面白にしたところで、狭いものは狭いんですよ!ごまかせてないです。比べて、海外アパートって部屋が狭くてもほんとに色柄物が多いのです。部屋によって壁紙が全部違ったり。こうすることで部屋のイメージ付けをしやすいし、広がりも感じます。

部屋全面でなく、画像のように一面だけ色柄物にすれば、圧迫感もありません。賃貸でも、「貼ってはがせる糊」を使えば原状回復も可能なので、これは簡単に実行できそう。

床の質感が意外と大事

天然木のフローリング、タイルなど、床材も本物の質感があって凝ってます。ついついインテリアというと家具に終始しがちですが、こういう部屋を見ていると、家具を置く前に床を何とかする方が大事なんじゃないかと思えてきます。目に入る面積が広いですしね。はめ込み式の硬質なフローリングや、リアル感のあるクッションフロアが販売されているので、これも賃貸でも可能です。ただ、床に濃い色や柄を置く場合は、壁紙や家具はシンプルなものが良さそうですね。

まとめ

さて、いかがでしょうか。問題点が明確ならやれそうな気がしませんか?

もちろんインテリアも大事なんですが、まず器づくりが重要ですね!
また、海外っぽさを追求してて思い出したことが一点。画像を見てお気づきの方もいるかもしれませんが、窓にカーテンの存在感が…ない。薄いレースのカーテンだけとか、カーテン自体付いてない画像もありますよね。
カーテンを取り入れるインテリアも、もちろん沢山あるのですが、何となく、ヨーロッパって日本ほどカーテンに頓着しない気がします。

カーテンを住宅の必須アイテムとして捉えてないというか。
実際に、私がヨーロッパを旅した時、カーテンがないお宅が多いのでびっくりしたことがあります。

さすがに寝室はレースのカーテンくらい付けてるみたいですが、リビングは丸見え。カーテンは、あっても全開。
夜は煌煌と灯りを点けて自慢のインテリアを見せてるらしいです。日本人は「見ず知らずの人に覗かれたら気持ち悪い」っていうのが普通の感覚だと思いますが、ヨーロッパ(特にドイツ。もう丸見せ)だと「見ず知らずの人の視線なんてどーでもいい」って感じらしいです。

まさに文化の違い…。

実際には、日本では難しいかもしれませんが、これも海外(ヨーロッパ)っぽさだなあと思います。窓を開けても、木とか隣家の壁しかない、外の視線が気にならないって立地にお住まいの方は、トライしてみてはどうでしょう!

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